セレブ・ペット・クリオネ
ペットとして飼い始めたロリエ(巨大クリオネ)も僕との生活に慣れ始め、二人で仲良くテレビを見ていると、僕は衝撃的な事実を知ってしまった。

て、テレビであのサトエリも
巨大クリオネを飼ってる…!
あまりにショッキングな出来事だった。
僕が苦労して見つけだした巨大クリオネは、実は女性セレブの間では常時股にはさんで外へ出るほど人気なペットだったのだから。
(サトエリが飼っている子はソフィという名前だそうだ)
だがこんなところでショックを受けている場合ではない、僕が無知だっただけで女性の間では流行のペットだった、それだけのことだ。
そうだ、明日僕は女性と二人でお酒を飲む約束がある。
その時にクリオネの話題でも出して、彼女の気を引こう。
そう決めて、後日その女性と居酒屋へ出かけた。
・・・

初めのうちはテンションを上げて飲んでいたが、元々女性との会話が得意ではない僕は、すぐ会話のネタに詰まってしまった。
そうだ、こんな時こそ連れてきたペットの話をしよう。
「ねぇ、動物好き?」
「好きだよ。私、この前今流行のペットを飼いだしたばっかりなの♪」
「へー!」

「じゃあ君のクリちゃん見せてよ!」
僕は彼女の股下に飼った巨大クリオネを見ようとスカートをめくろうとした。
するとなぜか彼女は「キャー!」大きな悲鳴をあげ、それに気づいた店員が僕を店からひっぱりだした。
・・・
「女性になんてことしてるんですか!? 警察を呼びますよ!」
「違うんです、僕はただ彼女のクリちゃんを見ようと…」
「なっ…! それが問題だと言うのに…」
「なんなら僕のクリちゃん見ますか? かわいいですよ♪」
そう言ってズボンを下げようかとしたら警察を呼ばれた。
一体何が何だか、今の僕には分からない。

ただ分かるのは、手首に掛かるずっしりとした重みと、冷たさ。


